1954年、黒澤明が日本映画の頂点『七人の侍』を監督し、
それからちょうど70年の今年、侍たちの映画が蘇った!
戊辰戦争を舞台に、敵の進軍を防ぐべく集められた犯罪者たちを描き、
東京国際映画祭のオープニングを飾る話題作『十一人の賊軍』。『狐狼の血』シリーズや
ドラマ『極悪女王』も手掛け、今やその一挙手一投足に注目が集まる白石和彌監督へのインタビューに加え、
プロットを担当した今は亡き名脚本家、笠原和夫氏の貴重な証言も掲載。
リアルな戦国描写により、米エミー賞18部門受賞の栄冠に輝くドラマ『SHOGUN 将軍』では
主演を務めた真田広之の子役時代からアクションスターを経て、俳優として開眼するまで、
そしてハリウッド進出から栄冠を掴むまでの苦闘の歴史を徹底検証。
更には『SHOGUN 将軍』が如何にして戦国時代のリアリティ描写をハリウッドで獲得していったかを、
過去のトンデモ時代劇を交えながら解説。
そして口コミ人気で上映館が爆発的に拡大中の『侍タイムスリッパー』からは
安田淳一監督&ヒロイン役・沙倉ゆうのへのインタビュー。
滝沢馬琴が『南総里見八犬伝』を生み出すまでを描いた山田風太郎原作の『八犬伝』では、
ベースとなった『南総里見八犬伝』が如何に『七人の侍』『十三人の刺客』といった集団時代劇を経て、
いわゆる『七人の○○』的フォロワーや特撮ヒーロー等に影響を与えたかを検証。
そしてアクション! バイオレンス! エログロ等、今だからこそ見ておきたい時代劇ガイド等々、
まだまだ熱い作品が続々と登場する時代劇ジャンルについて巻頭カラーで大特集!
更にはつげ義春原作『雨の中の慾情』主演の中村映里子、
おとぎ話系バイオレンス・ホラー『シン・デレラ』監督のルイーザ・ウォーレン、
半世紀の時を超えてストップモーション・アニメーションSF映画
『The Primevals』を完成させた伝説のプロデューサー、チャールズ・バンド、
カナザワ映画祭で見出され、初長編となる『地獄のSE』が公開間近の川上さわ監督、
『仮面ライダーガッチャード』終了記念で脚本の長谷川圭一と、
怒涛のインタビュー連発にベルギーの「Festival Cin?ma Interdit」
日本の「カナザワ映画祭」と内外の映画祭リポート、
『七人の侍』と同級生の『ゴジラ』生誕70周年を記念して、ゴジラ海外進出の歴史を解説など、
意欲的な記事が盛り沢山!
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